“寿童丸”の読み方と例文
読み方割合
じゅどうまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孟子、老子、五経、論語と、十八公麿の学業が目ざましい進み方で上がってゆくのを見て、寿童丸じゅどうまる餓鬼がき大将にする学舎の悪童連は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「え?」唐突とうとつなので、眼をしばたたいていると、性善坊は、はや口に、そこの土牢の中にいる若い僧こそ、寿童丸じゅどうまるであると告げて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そんな、利巧者ぶるやつに、ろくなわっぱはないぞよ。第一、まだ乳くさいくせに、仏いじりなどする餓鬼がきは、この寿童丸じゅどうまる、大ッ嫌いじゃ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)