寿春城じゅしゅんじょう)” の例文
袁一門には、袁紹えんしょうという大物がいることを忘れてはいけません。袁術とても、あの寿春城じゅしゅんじょうに拠って、今河南第一の勢いです。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、二年ほど前から、淮南わいなんに足をとめて、寿春城じゅしゅんじょう袁術えんじゅつの門に、食客として養われていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それさえ成就すれば、寿春城じゅしゅんじょうを取ることも、手につばして一気に遂げることができましょう
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——行く末おまえを皇后に立てて下さろうという寿春城じゅしゅんじょうの袁家へお嫁に行くのだよ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁術えんじゅつ寿春城じゅしゅんじょうへさして、たちまちくしの歯をひくように変を知らせてきた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)