寺門じもん)” の例文
勝三郎は病がとかく佳候かこうを呈せなかったが、当時なお杖にたすけられて寺門じもんで、勝久らに近傍の故蹟を見せることが出来た。勝久は遊覧の記を作って、病牀びょうしょう慰草なぐさみぐさにもといっておくった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
絡繹らくえき寺門じもんをいづる
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)