“察知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっ50.0%
さっち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ別段親の口からも叔父おじの口からも何という相談が来た訳でありませんが僕の親と向うの親との間にその下心なきにあらずで一昨年帰省した時、僕がそれを察知さっしたのです。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
で、この間うちから、ここへ来ているお綱を、孫兵衛がつけ廻しているのも知っていながら、わざとそしらぬ顔をして、すべての様子を察知さっちした上、予定どおり、巧みに孫兵衛を抱きこんでしまった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)