“察緬”の読み方と例文
読み方割合
リーミエン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
襤褸ぼろよりもみじめ——とは、失敗した探検隊のひき上げをいう言葉だろう。ダネックは、基地の察緬リーミエン這々ほうほうの体でもどってきた。ここは、折竹が三年もいる土地である。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これには、富有なケルミッシュが全資産を注ぎこみ、いよいよ準備成った翌年の三月、蜿蜒えんえんの車輛をつらねる探検隊が察緬リーミエンをでた。そこから大理タリ、大理から麗江リーキヤン、じつにそこが西域夷蛮地帯シフアン・テリトリーの裾だ。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)