富井於菟とみいおと)” の例文
あとにて聞けばしょうの親愛なる富井於菟とみいおと女史は、この時娑婆しゃばにありて妾と同病にかかり、薬石効やくせきこうなくつい冥府めいふの人となりけるなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
自由に婦女の天職を尽さしめ、この感化によりて、男子の暴横卑劣を救済せんと欲したりしかば、富井於菟とみいおと女史とはかりて、地方有志の賛助を得、資金も現に募集のみちつきて
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)