“家茂公”の読み方と例文
読み方割合
いえもちこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金扇の馬印うまじるしを高くかかげて出発して来た江戸の方には、家茂公いえもちこうを失った後の上下のものがそでに絞る涙と、ことに江戸城奥向きでの尽きない悲嘆とが、帰東の公儀衆を待っていた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)