宦人かんじん)” の例文
最後となっては、劉禅の親政と、宦人かんじん黄皓こうこうの専横などが、いよいよ衰兆すいちょうに拍車をかけていた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
といわぬばかりに擡頭たいとうしてきた一勢力がある。宦人かんじん黄皓こうこうを中心とする者どもである。皓は日頃から帝の寵愛を鼻にかけていたが、政治に容喙ようかいし始めたのは、このときからである。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)