官舎かんしゃ)” の例文
旧字:官舍
それを発見したのは、早起きをしてがけっぷちで遊んでいた官舎かんしゃの子供たちだった。それからみんなに知れわたって、騒ぎは絶頂ぜっちょうに達した。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
半分こげたり、びしょびしょにぬれたりした焼け残りの荷物といっしょに、ぼくたち六人は小さなはなれでくらすことになった。御飯は三度三度官舎かんしゃの人たちが作って来てくれた。
火事とポチ (新字新仮名) / 有島武郎(著)