安治やすはる)” の例文
かねて清洲へ密行させておいた脇坂甚内安治やすはると蜂須賀彦右衛門正勝のふたりが、月の早々ここへ立ち帰っていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たえず彼の側にある小姓組のうちでは、脇坂甚内安治やすはるの三十歳が年頭としがしらで、次が助作の二十八歳であった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、幸いなことに、その老母は、秀吉の家臣で、近ごろ世に評判されているしずたけ七本槍の勇士の一名、脇坂甚内安治やすはるの家に預けられていると人伝ひとづてに聞いている。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)