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安成
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やすなり
ふりがな文庫
“
安成
(
やすなり
)” の例文
あれでも、こんな片田舎では、用心棒ぐらいな事をごまかしているのかも知れないが、少なくも
安成
(
やすなり
)
三五兵衛の目から見ては、問題のほかだ。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、今にして思へば、試験官は、
安成
(
やすなり
)
貞雄氏だつた。くりくり坊主が振向いて
貧乏一期、二期、三期:わが落魄の記
(新字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
今、
安成
(
やすなり
)
(二郎)さんがお帰りになつたところです。私は何もお話も書きもしないつもりでしたけれど、折角あなたの紹介でこんな処までゐらしつたのですから、書くだけは御約束いたしました。
書簡 大杉栄宛:(一九一六年五月九日 二信)
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
当の
安成
(
やすなり
)
三五兵衛その者は、どういう人かと見ると、これはまた、
痩身
(
そうしん
)
衣
(
ころも
)
にも耐えずという
風采
(
すがた
)
で、
眼
(
まな
)
ざしは執着のねばりを示し、眉は神経質に細くひいて、顔いろだけが長い旅に
焦
(
や
)
けているが
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“安成”で始まる語句
安成二郎
安成子
安成貞雄
安成久太夫
安成三五兵衛