孩児やや)” の例文
旧字:孩兒
自分が縫った「孩児ややさんの赤い布団」まで並べて待っている様子なので、近所の者はトテモ気味悪がっている。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「それじゃ帳場さん何分よろしゅう頼むがに、塩梅あんばいよう親方の方にもいうてな。広岡さん、それじゃ行くべえかの。何とまあ孩児ややの痛ましくさかぶぞい。じゃまあおやすみ」
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
孩児ややが出来ても妾の腹よ。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)