孟浪杜撰まんらんづざん)” の例文
たまたま電気と文芸所載の諸家の芭蕉論の中に、一二孟浪杜撰まんらんづざんの説を見出した故に、不平のあまり書きとどめる。(十一月四日)
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
後者の孟浪杜撰まんらんづざんなることは忽ち瞭然りやうぜんとなるであらう。しかもこの新らしい随筆の作者はかならずしも庸愚ようぐざいばかりではない。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)