子持石こもちいし)” の例文
その大石というのは子持石こもちいしであった。凝灰岩ぎょうかいがんに堅くて黒いれきはらんでいる。その大小の礫の抜け出したあとが痘痕あばたのように見える。その穴にはしのぶが生えている。いわゆるのきしのぶである。