嫌気いやぎ)” の例文
旧字:嫌氣
二度三度と重なるとイツデモ一つ話ばかりをしていて博覧の奥底が忽ちえ透いて来たには嫌気いやぎが挿して来た。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
私が緑雨と次第に疎遠になったのは緑雨の話柄が段々低級になって嫌気いやぎがさしたからであるが、一つは皮肉の冴を失った愚痴を聞くのが気の毒で堪らなかったからだ。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)