娘様じやうさま)” の例文
なさぬ中とて、さすがこれをとはいひ出でねど、心を配る様子を見てとり、如才なきお吉はにこやかにお静に会釈し。これはこれはお娘様じやうさまの、いつお見上げ、申してもおとなしい。
野路の菊 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)