トップ
>
娑婆界
>
しやばかい
ふりがな文庫
“
娑婆界
(
しやばかい
)” の例文
茂吉の特色を説明し出せば、それだけでも数頁に及ぶかも知れない。茂吉は「おひろ」の連作に善男子の恋愛を歌つてゐる。「死にたまふ母」の連作に
娑婆界
(
しやばかい
)
の
生滅
(
しやうめつ
)
を語つてゐる。
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは恐らくは近来の造語「生活者」に対する意味を持つてゐるのであらう。けれども若し厳密に言へば、
苟
(
いやし
)
くも
娑婆界
(
しやばかい
)
に生まれたからは何びとも「人生の従軍記者」になることは出来ない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
(竹の枝は吹かれてゐる。
娑婆界
(
しやばかい
)
の風に吹かれてゐる。)
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
娑
漢検1級
部首:⼥
10画
婆
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“娑婆”で始まる語句
娑婆
娑婆気
娑婆苦
娑婆塞
娑婆氣
娑婆飯
娑婆世界