始終中しょっちゅう)” の例文
只、勝次郎が、可成盛に漁色のたくるので、之が原因もと始終中しょっちゅう争論いさかいの絶え間が無い。時々ヒステリーを起して、近所の迷惑にもなる。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
後甲板に活動写真をしているのを見に行く、写真のうつるきれが風に吹かれているので、映写は始終中しょっちゅうはためきどおしである。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
始終中しょっちゅう、清新の気分を保っていなければならない。苦しい事も多い代りには、面白い事も多い。
白い路 (新字新仮名) / 種田山頭火(著)