如何どな)” の例文
まあ、田中の新ちゃん、如何どないしてたの。古着屋の息子で、朝鮮の聯隊に入隊していたのだが、昨日除隊になって帰って来たところだという。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
恥をさらす様なものだったが、安二郎は兄の守蔵とお兼に事の次第を話して、如何どないしましょう。追い出す気はないのであった。守蔵はお兼に万事一任した。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
お母さんが今お父さんに如何どないいわれたか、聞いとくれ。お前達は皆女子おなごや。女子は嫁に行ったら弱いもんやぜ。お母さんが良え手本や。私は出て行け言われたよって出て行きます。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
皆んなはお母さんと一緒に行くか、それとも、此処に居るか。えゝ? 如何どないする?
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「賀来子は何の欠点もないのに一生棒に振るのや。如何どないする?」
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)