奪回だっかい)” の例文
太平洋艦隊司令長官「いがみ合いは、もうよそうではないか。そしてここでけつを取ろう。同時作戦では攻撃目標は一つだ。日本本土攻略か、それとも比島奪回だっかいか」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いつかかならず奪回だっかいする。その信も固かった。けれど万一、老母の身にひとすじの矢でも負わせたら取り返しがつかない。留守をあずかる妻として、良人にあわせる顔はない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして深山の室に闖入ちんにゅうして、あのフィルムを奪回だっかいしたのです。彼奴かやつを探しましたが、どうしたものかベッドはあっても姿はありません。早くも風を喰らって逃げてしまった後だったのです。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「水之手を奪回だっかいしろ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「無血、奪回だっかい
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)