太宰府ダザイフ)” の例文
国の版図の上では、東にカタヨり過ぎた山国の首都よりも、太宰府ダザイフは、遥かに開けてゐた。大陸から渡る新しい文物は、皆一度は、このトホ宮廷領ミカドを通過するのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
五月五日 大山、香椎カシヒ筥崎ハコザキノ僧徒神人等、太宰府ダザイフノ民家数千ヲ焼ク。