天馬てんま)” の例文
虚心きょしん流無二のつかい手であるように、右近は、芸州浪人と名乗っているだけに、かの二見ふたみうらの片ほとりに発達しきたった、天馬てんまくうをゆく独特の速剣そくけん観化流かんげりゅう大統たいとうをつたうる
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
木綿ちゃんの行動は天馬てんまくうを行くがごとくで、四畳であろうが、百畳であろうが、木綿ちゃんにそんな差別はない。人をかす力を持てる木綿ちゃんは、また人を殺す力も持ってる。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)