“大番組”の読み方と例文
読み方割合
おおばんぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、あの大番組おおばんぐみの岩波様でございますか。すると、あの総髪の方のお年上が殿様なので?」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はて? ……法月弦之丞と申せば、わしが江戸表にいた当時は、まだ十四、五の美少年で、夕雲流せきうんりゅうの塾へ通っていた大番組おおばんぐみの子息——。どうしてそれが、娘の千絵を存じているのであろう」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)