大燈だいとう)” の例文
このさいにおける英断には、玄以げんいに学んだ儒学じゅがくも、大燈だいとう夢窓むそうの両禅師からうけた禅の丹心も、その活機を見つけるところもない幾十日の昼の御座ぎょざよる御殿おとどのおん悩みらしかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)