大毘古おほびこ)” の例文
かれ大毘古おほびこの命、高志こしの國に罷りでます時に、腰裳こしもせる少女をとめ、山代の幣羅坂へらさかに立ちて、歌よみして曰ひしく
ここに大毘古おほびこの命、怪しと思ひて、馬を返して、その少女に問ひて曰はく、「いましがいへる言は、いかに言ふぞ」
この天皇の御子たち、并はせて五柱ませり。かれ若倭根子日子大毘毘わかやまとねこひこおほびびの命は、天の下治らしめしき。その兄大毘古おほびこの命の子、建沼河別たけぬなかはわけの命は、阿部の臣等が祖なり。