大宰だざい)” の例文
同時に、九州における菊池党の位置もここへきてすばらしい勢威を増していた。——大宰だざい少弐しょうに家も、鎮西奉行の大友も、もののかずともみえなかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父の大宰だざいノ少弐妙恵みょうけいから命ぜられて、弟の頼澄よりずみ、一子の氏鶴丸しかくまる、ほか郎党三百をひきつれ、率先そっせん
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隆家たかいへの卿、大宰だざいそつとな
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)