大夫だゆう)” の例文
それでも次の日になればという期待を宮は持っておいでになったが、また朝になってから中宮大夫だゆうとまた多くの殿上役人が来た。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
こら昔何とか大夫だゆうちう浄瑠璃のお師匠はんがひらいた店でな、一杯山盛やまもりにするより、ちょっとずつ二杯にする方が沢山ぎょうさんはいってるように見えるやろ
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
(松平大膳だいぜん大夫だゆうの家来杉百合之助次男にて厄介致し置き候浪人) 吉田寅次郎
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
わずかに女御と腹違いの兄弟が大蔵卿おおくらきょう、修理大夫だゆうなどでいるだけであったから
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
中宮大夫だゆうを初めとして殿上役人、高級官吏は数も知れぬほどまいったのだった。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)