大中寺だいちゅうじ)” の例文
青頭巾——下野国大中寺だいちゅうじにいた人肉を食う僧を、快庵禅師が教誡をもって白骨と化すという、大中寺縁起、高僧説話のかたちをとった妖怪味あふるる一篇。
雨月物語:04 解説 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
青頭巾——下野国大中寺だいちゅうじにいた人肉を食う僧を、快庵禅師が教誡をもって白骨と化すという、大中寺縁起、高僧説話のかたちをとった妖怪味あふるる一篇。
「そのうち、日光へ参詣を兼ねて、一緒に大中寺だいちゅうじ御大おんたいをたずねる約束をして来たから、近いうちここへやって来ると思う、やって来ましたら、どうぞお手柔らかに」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この寺は、大平山大中寺だいちゅうじとして、いまなお尊く栄えているということである。
「栃木の大中寺だいちゅうじというところに、もとの知行所があって、そこへ隠れている」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その時分、神尾主膳は、もう栃木の大中寺だいちゅうじにはおりません。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)