夢違ゆめたがい)” の例文
また同じ塔内に天平の原体を補修した夢違ゆめたがい観音立像が一躯佇立ちょりつしているが、原体はもはやうかがうことは出来ない。殆ど崩壊しているのであろう。粘土をもって遠慮なく全身を固めてしまった。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)