外套室クローク・ルウム)” の例文
二人は外套室クローク・ルウムに外套を置いて、かねて馴染の小ぢんまりした部室へやに入つて往つた。そして香気かをりの高いココアをすゝりながら、好きなお喋舌しやべりに語り耽つた。
もとの外套室クローク・ルウムに帰つてめい/\外套を着込まうとする際、リイドの友達はポケツトに手を突込むでゐたが、一寸不思議さうな顔をして、革表紙の大形の手帳をその中から引張り出した。