夏月かげつ)” の例文
夏月かげつ花ありという時節もちょうど今なんだけれども、何かね、本当にあるものなら、お前さん、その嬢さんに頼まれたから、取りにでもこうというのか。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「参考の為めに話して聞かせようか。入学試験に出るかも知れないよ。車胤しゃいん、貧にして常に油を得ず。夏月かげつ練嚢れんのうに数十の螢火けいかを盛り、書をてらして読む。夜を以て日に継ぐ。うだね?」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)