“墨齋”の読み方と例文
読み方割合
ぼくさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つの人生敗北を味はうわけです。さういふ一休は小説になるのぢやないかな。泣きベソをかいた一休。彼の弟子の墨齋ぼくさいが描いた一休の肖像畫を見てゐると、じつに人間臭い顏つきをしてゐる。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)