堰端せきばた)” の例文
監査役の元締もとじまりは次席家老沢田孝之進で、監査に当るのは十人、平松正四郎はその支配であった。すっかり終ったのが午後五時、沢田老職に報告を済ませると、正四郎はまっすぐに堰端せきばたの家へ帰った。
その木戸を通って (新字新仮名) / 山本周五郎(著)