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埃塵
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ほこり
ふりがな文庫
“
埃塵
(
ほこり
)” の例文
縫ふやうに
縁
(
へり
)
に並んで生えてゐる
楊柳
(
やうりう
)
の緑についさつきから吹き出した
蒙古風
(
もうこかぜ
)
がすさまじく
黄
(
きいろ
)
い
埃塵
(
ほこり
)
を吹きつけてゐるのを眼にした。
犬
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
小停車場は、
埃塵
(
ほこり
)
をかぶって白かった。
踊る地平線:10 長靴の春
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
白い
埃塵
(
ほこり
)
に包まれて入つて来るが、それを聞くと、支配人もコツクもボーイも誰も彼も皆その周囲に集つて行つて、何等かの期待をそれに持つのである。
山のホテル
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
『小さくなつたな? これでも北上川だよ。何でもその観音堂のあるのは、あの村の向うあたりだよ』かう言つて私は山の裾に屈曲して見えてゐる赤ツちやけた
埃塵
(
ほこり
)
つぽい国道を妻に指して見せた。
水源を思ふ
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
埃
漢検1級
部首:⼟
10画
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
“埃塵”で始まる語句
埃塵溜