四分一しぶいち)” の例文
かかる夜、魔手をふるって、跳躍するには屈強な、黒いでたちというこしらえ。かすかに、その者のおびぎわにキラキラ光るのは、金か銀か四分一しぶいちか、つかがしらの金具であろう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伝七は四分一しぶいち煙管きせるをつかんだまま、やさしくうなずいた。