囁声ささやきごえ)” の例文
旧字:囁聲
と、飛鳥ひちょうの様に飛びかかる黒影こくえい、あなやと身構える明智の耳に、意外、味方の文代のいそがしい囁声ささやきごえ
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
受話器を耳にあててうや否や、向うは待兼まちかねていたように妙に喉へ詰った囁声ささやきごえ
劇団「笑う妖魔」 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)