噸数トンすう)” の例文
旧字:噸數
この四隻は同じ型の姉妹艦で、海軍省の発表によると、噸数トンすうは八千五百噸、武装は十五サンチ砲十五門、十二糎高角砲四門で、速力は三十三ノットだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
あれは和蘭オランダでフレガットと呼ぶ種類の軍艦だ、噸数トンすうは三千噸、馬力は四百馬力というところだろう、毛唐けとうはあれ以上の軍艦を何百も持っている、日本にはあれだけの船を見ることも珍しいのだ
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このいたずらな感激と、敵愾と、いらだたしさから超越して、まずこの黒船の型が近代の何式によるかを観察し、次に、その噸数トンすうを計量し、次に乗組の人員、その国籍、機関の種類、出立点、行先
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)