“噫気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいき50.0%
おくび50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今神仙の噫気あいきを秘蔵するか、かゝる明夜に、靉靆あいたいとして立ち昇る白気こそあれ、何物たるかを端知せむと欲して、袖庇しうひに耐風マッチをさつするも、全く用を成さず、試に拳石を転ずるに
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
岡田が洋行の事を噫気おくびにも出さぬので、僕は色々話したい事のあるのをこらえて、石原と岡田との間に交換せられる競漕きょうそうの経歴談などに耳を傾けていた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)