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嗚咽
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むせ
ふりがな文庫
“
嗚咽
(
むせ
)” の例文
母は、塗りの褪せた箪笥に
凭
(
もた
)
れかかり、空になった
欝金
(
うこん
)
の財布を、ハンケチの様に目に当てて
嗚咽
(
むせ
)
った。
十姉妹
(新字新仮名)
/
山本勝治
(著)
嗚咽
(
むせ
)
びかえっているのです、それを見た武の顔はほんとうに例えようがありません、額に青筋を立てて歯を喰いしばるかと思うと、泣き出しそうな顔をして眼をまじまじさせます。
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
僕が夢中になって問返すと、母は
嗚咽
(
むせ
)
び返って顔を抑えて居る。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“嗚咽”の意味
《名詞》
嗚 咽(おえつ)
声を詰まらせて泣くこと。すすり泣くこと。
(出典:Wiktionary)
嗚
漢検1級
部首:⼝
13画
咽
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
“嗚”で始まる語句
嗚呼
嗚呼戯
嗚乎
嗚噎
嗚滸
嗚々然
嗚呼々々
嗚呼家先清休君