喰扶持くひぶち)” の例文
「何云やあがるんだい。昨日の社長、今日の浪人だ。東京に追かへされる三田公の方が、喰扶持くひぶちに離れない丈まだしもましだ。此おつさん隅に置けねえ惡者だぞ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)