“唐花屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からはなや66.7%
たうばなや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どつこい、謝まつた。逃げちやいけねえ、今日は大眞面目に頼み事があるんだ。しいちやんは、近頃評判の音羽の唐花屋からはなやへ買物に行つたことはないか」
錢形の平次は一人うなづきながら、宵闇の中をすかして、唐花屋からはなやの裏口から出て行く駕籠の後を追ひました。その中にお靜が入れてあることは最早疑ふ餘地はありません。
紺暖簾こんのれんを深々と掛け連ねて、近頃出來乍ら、當時江戸中に響いた『唐花屋たうばなや』といふ化粧品屋、何の氣もなく表へ出した金看板を讀むと