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唐犬
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とうけん
ふりがな文庫
“
唐犬
(
とうけん
)” の例文
二人ともに長い刀を一本打ち込んで、一人はこれ見よがしの
唐犬
(
とうけん
)
びたいをうららかな日の光に
晒
(
さら
)
していた。一人はほうろく
頭巾
(
ずきん
)
をかぶっていた。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「それにさ
唐犬
(
とうけん
)
の兄貴達が、水野を討とうと切り込んで、手筈狂って遣り損なってからは、いよいよお上の遣り口が、片手落
偏頗
(
へんぱ
)
に見えてならねえ」
二人町奴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
芝浜松町に
住居
(
すまい
)
する富田家清六の意気地のない養子、弥左衛門といってほんの三下だが、親分は藩隨院長兵衛兄弟分には
唐犬
(
とうけん
)
権兵衛、放駒四郎兵衛、夢の市郎兵衛、そんな手合もございます。
二人町奴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
“唐犬”で始まる語句
唐犬額
唐犬權兵衞