“哂笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わら50.0%
わらい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際、もういい加減に身の程を知つてもいい頃ぢや。実を言へば、そろそろ村でも、わしのことを哂笑わらひだしをつたのぢや。その言ひ草が、⦅ほいほい、老爺ぢいさんもすつかりけてしまつたよ。
わしはちやんと知つとる——諸君がこの老人を哂笑わらひ出されるつてえことをな。いやもうそれは真平御免ぢや! では御機嫌よう! もう当分、或はもうこれつきり永久に、お目にはかかりますまい。
「それ神はまったき人を棄て給わず……(汝もし神に帰らば)つい哂笑わらいをもて汝の口をたし歓喜よろこびを汝の唇に置き給わん」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)