咨嗟しさ)” の例文
而して其咨嗟しさ咏歎する所以ゆゑんのものも亦固より彼れの自ら感じ自ら知る所なり。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
或時は陋巷ろうかう月を踏んで惆悵ちうちやうとして咨嗟しさし、或時は高楼酒を呼んで家国の老雄と縦談横議し、又時に詩室ちりを払ふて清興茶話、夜の明けなむとするをも忘れ、而して又、四時生活の条件と苦闘して
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)