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和宮様
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かずのみやさま
ふりがな文庫
“
和宮様
(
かずのみやさま
)” の例文
それは
和宮様
(
かずのみやさま
)
の御通行に関係はないが、当時諸国にやかましくなった
神葬祭
(
しんそうさい
)
の一条で、役所からその賛否の問い合わせが来たからで。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
和宮様
(
かずのみやさま
)
の御通行前に、伊那助郷総代へ約束した手当ての
金子
(
きんす
)
も、追って尾州藩から下付せらるるはずであることなぞを父に告げた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
木曾街道
(
きそかいどう
)
の宿々村々にいてそれを伝え聞く人民の間にまで
和宮様
(
かずのみやさま
)
御降嫁の当時にもまさる深い感動をよび起こすようになった。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そう言えば、そうですね。古いことは知りませんが、
和宮様
(
かずのみやさま
)
の御通行の時がまず一期、参覲交代の廃止がまた一期で、助郷も次第に変わって来ましたね。」
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
これらの
報知
(
しらせ
)
が江戸城へ伝えられた時の人々の驚きはなかったという。ことに
天璋院
(
てんしょういん
)
、
和宮様
(
かずのみやさま
)
をはじめ、大奥にある婦人たちの嘆きは一通りでなかったとか。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
過ぐる文久元年の
和宮様
(
かずのみやさま
)
御降嫁以来、道幅はすべて二
間
(
けん
)
見通しということに改められ、街道に添う家の位置によっては二尺通りも
石垣
(
いしがき
)
を引き込めたところもあるが
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
半蔵らは江戸の町々に
山王社
(
さんのうしゃ
)
の祭礼の来るころまで待ち、月を越えて将軍が
天璋院
(
てんしょういん
)
や
和宮様
(
かずのみやさま
)
と共に新たに土木の落成した江戸城西丸へ
田安御殿
(
たやすごてん
)
の方から移るころまで待った。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
和宮様
(
かずのみやさま
)
御降嫁のことがひとたび知れ渡ると、沿道の人民の間には非常な感動をよび起こした。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「粂さま、お前さまは
和宮様
(
かずのみやさま
)
の御通行の時のことを覚えておいでか。」と清助がきいた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
亡き吉左衛門や金兵衛らと共にあの
和宮様
(
かずのみやさま
)
御降嫁のおりの御通行を経験した彼は、あれほど街道の混雑を見ようとはもとより思わなかったが、それでも多数にお入り込みの場合を予想し
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“和宮”で始まる語句
和宮
和宮内親王