周防元国すおうのもとくに)” の例文
傍らの武者だまりには、伊賀判官末貞いがのほうがんすえさだとか、周防元国すおうのもとくになどという人々が、市中警備の奉行となって、夜もあかあかと松明たいまつ篝火かがりびに冬の月をいぶしているのだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)