周章うろたえ)” の例文
今年の桃の頃、初雷が鳴ったとき日本橋の寮で、雷嫌いのわたくしは座敷の中を周章うろたえて廻りました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「チョチョチョッと待て……周章うろたえるな。そこでタッタ一つ解らん事がある」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
すると彼は周章うろたえまして、今更粗相をして手も付けようがない失火といったようにわたくしの身のまわりをこま鼠のように廻っていましたが、やがてわたくしが鳴りを静めると
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)