呈上ていじょう)” の例文
「あの人形が動いているのを見た人があったら、わしは水牛の背に積めるだけの銀貨を呈上ていじょうする」
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
以上、どこまで行ったら、閑話休題という字に出会うか、見当のつかぬ程数限りのない一書を呈上ていじょうしなくてはならぬ僕のことを、知人間では「一書呈上病患者」と、称しているそうな。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
「懸賞」と赤インキで二重丸をうった見出しで、「ラジウムを発見したる者には、金五百円也を呈上ていじょうするものなり」と、墨痕ぼっこんあざやかにしたためてあった。この掲示が出て騒ぎは一段と大きくなった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)