“呂覽”の読み方と例文
読み方割合
りよらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若しそれ比較して、詳密に且つ適切に、かゝる事を説いたものを求めたならば經書を外にした古いものには『呂覽りよらん』などは最も詳しく説いて居るものとして認めることが出來るであらう。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
是の如き思想の餘流に出でたりと考へらるゝ時序と人事との關係は載籍に於ては禮や呂覽りよらんに就て窺ひ知る可く、實に印度や歐羅巴の如き宗教らしき宗教を有せざりし常識一點張りの國民の中にも
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
古代の人の思想には、天時が人事に關係が有るばかりで無く、人事が天時にも關係影響するものとして、考へて居たのであることは、呂覽りよらんが極めて明白にあらはして居る。いやそれどころでは無い。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)