名玉めいぎょく)” の例文
はとみたいな眼を見あわせて、暗にそうささやき合っているような容子ようすだし、お市の方も、名玉めいぎょく香炉こうろのごとく、端厳たんげんとして、飽くまでうるわしくはあるが、ひややかに
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)